発達障害の高校生支援 静岡県教委が指導教材作成へ
発達障害の高校生支援 静岡県教委が指導教材作成へ(4/17 中日新聞)
発達障害の高校生の支援充実を図ろうと、県教委は本年度、生徒向けの指導教材を作成する。県教委によると、発達障害の小中学生を対象とする教材は多いが、高校生の教材はほとんどなく、都道府県教委レベルでは全国で初めて。16日の教育委員会定例会で報告された。 (広瀬和実)
教材は、対人関係をうまく築けない生徒が、学校生活の中で他者とうまく関わっていく方法を身に付け、就職や社会生活への適応力を高める手助けとしてもらう目的。
県教委は昨年度、教材作成に向け、発達障害の生徒の支援の在り方を探るアンケートを教員やカウンセラー、医師、企業を対象に実施。保護者との意見交換会も重ねてきた。
教材の内容は、対人関係の対応を学ぶソーシャルスキルトレーニング、自立した生活を送るためのライフスキルトレーニング、トレーニングの効果などを評価するチェックリストなど。年間70単位時間(週2時間)で学べる程度の分量だ。単独の教科やホームルーム、総合的な学習の時間での活用を想定している。
すべての教員が指導できるよう教師用の指導書も作る。A4判で、電子媒体も準備する。本年度内に完成し、来年度からの使用を目指す。
県教委学校教育課の担当者は「高校レベルの発達障害の指導は遅れている。障害のある生徒だけでなく、就職指導などにも役立つ汎用性の高い教材にしたい」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120417/CK2012041702000179.html
はりぼて資料になりません様に。
診断名によって大体の傾向は掴めますが、実際の現場では一人一人の見立てが必要になってきます。例え同じ障害名でも一律に同じ指導・教育・支援ができないことも、これを機に広く理解していただきたいですね。
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