子ども苦しめる…大津いじめ防止条例に反対続々

D.ボブ

2012年11月30日 16:59

子ども苦しめる…大津いじめ防止条例に反対続々
(2012年11月26日13時19分 読売新聞)

 いじめを受けた大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題を受け、「子どものいじめ防止条例」の制定を目指している大津市議会は、12月議会での議員提案を見送る方針を決めた。

 条例案に、いじめを見聞きした子どもは周囲の大人に相談するよう、異例の規定を設けたことに対し、市民から「子どもを追い込みかねない」などの反対意見が相次ぎ、さらに議論することにした。

 市議会は条例案の素案を市民に示し、10月に意見募集。「子どもの役割」として、「子どもは、いじめを発見した場合、家族や学校に相談するものとする」と規定したが、約120件寄せられた意見の多くが、「大きな心理的負担になり、子どもを苦しめる」「学校の責任回避を助長する」などと疑問視していた。

 この規定を巡っては、越直美市長も「子どもに義務を課すべきではない」と慎重姿勢を示している。

 市議の一人は「男子生徒へのいじめの実態解明を目指す市の第三者調査委員会の結論も待って規定を再検討したい」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121126-OYT1T00588.htm

 この事件は社会に大きな一石を投じました。もっともっと大人が意見を出し合い、子どもたちによい社会や学校を作りましょう。そのためにはまず大人の中からいじめを減らす努力が必要ですね。頭の中に、いじめられる方も悪い、いじめも成長の糧、いじめなんてなくならないと言っている人ばかりで案を出していても何も変わらないです。まず学校の先生方の世界からいじめを減らしてみましょう。自分たちができないのに子どもに押し付けるのはおかしいですよ。まずは大人から。

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