いじめなど対策へ初会合 静岡・浜松市教委、チーム常設
(朝日新聞 2013年6月7日)
いじめなど学校現場での深刻な問題を早く解決するため、浜松市教育委員会は第三者の「いじめ対策等専門家チーム」を設け、6日、初会合を開いた。こうしたチームの常設は県内の市町で初めてという。
メンバーは、市発達相談支援センター「ルピロ」の内山敏所長、大石健次浜松学院大教授(教育学)、太田正義常葉大講師(教育心理学)、酒井憲明県警OB、杉本洋子精神科医、原拓也弁護士の6人。今年度1年間の委託。
いじめや粗暴行為を始め、保護者による学校への不当要求など、小中学校や市教委では解決が難しい場合、危機対応のレベルに応じて個別かチームで対応する。当事者から話を聴くこともあり、学校に専門的な指導や助言をする。教員向けの研修もする。
常設化を検討するきっかけは昨年6月、浜松市の中学2年の男子生徒がマンションから転落し、自殺したとされる問題。市教委は親の希望を受けて弁護士らによる第三者調査委員会を設けたが、当初の学校や市教委の対応のまずさが親の不信感を生んだ。
http://www.asahi.com/edu/articles/TKY201306060419.html
そろそろ「いのちの授業」や分かり切った「道徳教育」では多くの子に感動を与えられても、苦しんでいる子の自殺を食い止めたり、隠れたいじめを防ぐことはできないと知って欲しいです。それどころか自己肯定感が下がり自殺リスクを抱えた子にとっては、その寂しい心をより傷をつけます。専門家チームに期待ですね。
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