静岡知事、教育長に辞任促す…不祥事や学力不振

D.ボブ

2014年01月15日 19:53

(2014年1月15日 読売新聞)

静岡県の川勝知事は14日の定例記者会見で、県教委の安倍徹・教育長の進退に言及。

 教員の不祥事が多発していることや、今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の小学国語Aの平均正答率が全国最下位だったことなどを挙げ、「このまま続けていくのは困難だと思う」と述べた。「教育長人事は教育委員会が委員の中から選ぶという原則は尊重しなければいけない」と配慮を見せつつも、事実上の辞任を促した異例の発言だ。

 知事はこの日も、「教員は学校現場に戻す」との持論を展開。安倍教育長についても「『確かな学力をつける』と言うなら、自ら模範授業をやって力を現場で見せてほしい。そういう大転換を新年度からやっていきたい」と述べた。

 安倍教育長は知事会見後、報道各社の取材に応じ、「私自身が最終的に判断する。知事の思いを受け止め、今後どうするか考えたい」と述べるにとどめ、進退についての明言は避けた。

 安倍教育長は任期途中で辞任した前教育長の後任として2010年に就任。12年に議会の承認を得て、知事が教育委員に再任した。2期目の任期は16年3月までだが、歴代教育長の中には任期途中で辞任している例もある。

免許外授業で校長らに苦言

 川勝知事は14日の記者会見で、県内5市の6中学校で臨時講師が免許を持たない教科を担当していた問題に触れ、「言い訳するのは教師として恥ずかしい。校長として反省されるべきことだ」と批判。「先生が足りないなら、教育委員会が何をされていたのかということになる」と、教育委員会にも矛先を向けた。

 この問題を巡っては、当該校の校長らが「教員が少なく、負担がかかりすぎないようにやってしまった」などと述べていた。これに対し、知事は県教委事務局などで働く教員を学校に戻すことで、教員不足に対応する考えを示した。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20140115-OYT8T00572.htm

年始早々ピックアップする記事がなんとも残念な内容ではありますが、教育改革は時代と共に絶対に必要です。昔はよかった的な教育素人の政治家が行うとんでも改革の流れにだけはならないで欲しいものです。
知事!お願いですから、親学とか、発達障害は予防できるとか親のせいとか、・・・無知甚だしいものだけには流されません様に。意味ある改革をお願いします!

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